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宮崎・門川にコワーキングカレッジ「おるたな」 コロナ禍で新たな子どもの居場所に

「おるたな」を運営する堀之内健吾さん

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 宮崎・門川のコワーキングカレッジ「おるたな」(門川町中須、TEL 0982-60-2335)がオープンして半年がたった。運営は延岡市の市民団体「子どもネットワークのべおか」。

施設内にはトランポリンやボルダリングボードも

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 オープンスペースで自由に過ごすことができる「もう一つの学校」として開設した。理事長の堀之内健吾さんによると、学校への行きづらさを感じている子どもたちが、自由にコミュニケーションを図りながら過ごせる場所として、「オルタナティブスクール」にちなみ「おるたな」と命名したという。

 堀之内さんは、延岡市の公共施設「まちづくりセンター」内で同じようにフリースペースを展開していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために閉館しなければいけないことが多くなった。毎月実施していた子ども食堂も開催できなくなり、「コロナ禍で子どもたちの行き場がなくなっている」状況に直面。なんとか子どもたちの居場所を作れないかと模索していたところ、門川町のドラッグストア「コスモス門川店」の跡地を借りられることになった。広々とした空き店舗内にソファ、畳、カーペットなどを配置し、子どもたちが勉強できる個室、仮眠が取れるベッド、自由に走り回ることができる広場、机と椅子が並んだ教室のような空間などを整備した。

 相談支援専門員でもある堀之内さんは「生きづらさを抱えた子どもたちに、学校でも家庭でもない第3の居場所を提供したかった。ここでは勉強するのも、寝るのも、話すのも自由。学校に行きたくないときは、学校に行くふりをしてここに来てもらえれば」と話す。「子どもたちと、その保護者の皆さんの居場所になればと思っているが対象は限定していない。まずはどなたでも相談してほしい」とも。

 開校日時は月曜、火曜の9時~15時(祝日を除く)。

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