日本最南端のスキー場「五ヶ瀬ハイランドスキー場」(五ヶ瀬町鞍岡)が営業を終了したことを受けて、ごかせ観光協会が現在、「思い出」を募集している。
日本最南端のスキー場だった「五ヶ瀬ハイランドスキー場」(写真提供=ごかせ観光協会)
宮崎県五ヶ瀬町にある同スキー場は1990(平成2)年にオープンし、35年間にわたり九州内外の多くの人に親しまれてきた。近年の暖冬による雪不足や施設の老朽化などを理由に、今年7月来季の営業をせずに終了することが決まった。営業終了を受けて、同町の観光協会が同スキー場に関する写真やグッズ、メッセージなどを募集する「未来へつなぐ想(おも)い出プロジェクト」を行っている。
熊本出身で2020年11月に同町へ移住した同観光協会事務局長の成松郁実さんは「12年前に五ヶ瀬を初めて訪れたのは、スキーが目的だった。スキー場を目指して五ヶ瀬に来る人も多く、町の知名度を上げる役割も大きかった。急な営業終了の発表で、このまま終わるのは寂しいと思い企画した」と話す。2023年3月出産を機に神奈川県から夫の出身地である同町に移住した同協会の興梠芙湖さんは「スキー場と連携して盛り上げようとSNS発信も頑張っていた。うちは夫や義父も冬の間働き、多くの町民に思い入れのある場所。楽しかったことでも大変だったことでも、県内外からスキー場での思い出を送っていただければ」と呼びかける。
8月1日に町制施行70周年を迎える同町は11月7日・8日、記念イベント「GO!GO!GOKASE!2026~温故知新 歴史を紡ぐ大一番~」を開催する。成松さんは「皆さんに寄せていただいた写真やグッズ、メッセージなどはSNSで紹介するほか、町制70周年イベントでもブースを作って紹介したい。スキー場があって良かったと明るい思い出になり、スキー場の次のステージにつなげられたら」と期待する。
応募は同観光協会ホームページの応募フォームやSNSのダイレクトメッセージで受け付ける。締め切りは9月30日。