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宮崎・美郷町で「ジビエ丼」 南郷温泉のレストランで期間、数量限定で提供

南郷地区の地場産品を使った「ジビエ丼」

南郷地区の地場産品を使った「ジビエ丼」

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 宮崎・美郷町の温浴施設「南郷温泉 山霧」(美郷町南郷神門、TEL 0982-59-0100)で2月1日から1カ月限定、数量限定で鹿肉を使ったメニューを提供する。

ゆずドレッシングで下ごしらえする「鹿シチュー」

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 宮崎県が県産ジビエの魅力を知ってもらおうと企画した「みやざきジビエフェア」。県内36の飲食店が参加しており、同施設のレストラン「山霧茶屋」もその一店に名を連ねる。同店では県内でとれた鹿肉を使った「ジビエ丼」(スープ、サラダ付き、1,000円)と「鹿シチュー」(ライス、サラダ付き、1,000円)を提供する。

 ジビエ丼は2018年8月に県内の26市町村で競った「2018ご当地グルメコンテスト」(宮崎市)で3位となったもの。南郷・渡川地区の町おこしグループが考案したものを今回再現した。鹿シチューは同店の料理長、原田大輔さんのオリジナルレシピ。

 原田さんは「ジビエ丼は鹿のモモ肉を使い、仕込みの時に丁寧に筋を取っているので柔らかい。生肉の状態でシイタケパウダーをまぶし、ローストし、香ばしく臭みなく仕上げた。地元で猪肉や鹿肉を使った料理は珍しくないが、地元の人やその他、今まで食べたことのない人に食べてもらいたい」と話す。

 美郷町は山に囲まれており、年間200頭以上の鹿が捕獲されているが、加工施設がないためほとんどが廃棄されていた。原田さんによれば、2018年にジビエの加工施設を設置することが決まり、地元の地域資源であるジビエを生かそうとこのフェアに参加したという。

 南郷・渡川地区の町おこしグループ代表、今西猛さんは「ご当地グルメコンテストでよい成績を残せたが、今まで地元で提供できるところがなかった。今回、山霧茶屋に協力いただいて、初めてコンテスト以外で食べてもらえるようになった。期間限定ではあるが、多くの人にジビエ料理を堪能してもらい」と語る。

 営業時間は11時~19時30分(施設は10時~20時)。2月28日まで。

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