延岡市幸町の菓子店「虎屋」（TEL 0982‐32‐5500）が、人気焼酎を使った焼酎ボンボンショコラ「邂逅（かいこう）」の製造販売を始めた。

プレミアム焼酎「百年の孤独」が入ったチョコレート

　高鍋町の蔵元「黒木本店」の麦焼酎「百年の孤独」と、チョコレートのコンテストで世界一に輝いたこともあるスイスのマックス・フェルクリン社の高級チョコレートを使う。

　黒木本店の社長だった黒木敏之高鍋町長と、同店の上田耕市社長が宮崎県の経営者の団体「宮崎県ＳＳグループ連絡協議会」を通じて親交が深かったことから誕生した。黒木町長が黒木本店の跡取り息子として幼少期から「焼酎屋のぼんぼん」と呼ばれていたことから、黒木町長自らがネーミングした。

　同社は今年5月に社名を「虎彦」に変更予定で、新ブランド「虎彦／TORAHIKO」を立ち上げた。その第1弾商品として、中身のボンボンは従来と同じながら、商品名と規格・デザインを一新して自社販売していくことにした。

　上田社長によれば、「邂逅」の名前は、いずれも百年以上の歴史を持つ銘酒とチョコレートが、長い時を経て巡り会えた商品という意味合いを込めた。百年の孤独と、フェルクリン社の最高品質のクーベルチュール（カカオ分65％）、砂糖、水あめのみを採用。保存料などは一切使用していないという。

　上田社長は「焼酎でボンボンを使ったのは全国的にも弊社が最初。他の焼酎メーカーからも製造依頼があったが、すべてお断りしてきた大切な商品。大事な人にお届けする本物として、これからも作り続けていきたい」と話す。

　「邂逅」は専用木箱に12個入りで2,700円。バレンタイン向けに3個入り864円、6個入り1,620円の販売も始めた。虎屋本店のほか、宮崎空港2階虎屋コーナー、新宿みやざきKONNE（こんね）、同社ホームページネットショッピングで購入できる。ネットショップでは全国送料無料で配送する。