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日向市東郷町で育てたハーブで「カモミールジン」 イオン日向店など2店で販売

東郷町産のカモミールを漬け込んで作った「カモミールジン」

東郷町産のカモミールを漬け込んで作った「カモミールジン」

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 日向市東郷町で生産したハーブの一種「カモミール」を使ったジン「Camomile GIN(カモミールジン)の販売が10月9日、始まった。10日はイオン日向店で記念のセレモニーが行われた。

(左から)お祝いに駆け付けた日向市のPRキャラクター「ひょう助」とカモミール生産者の鈴野さん

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 イオン九州のイオン宮崎店、日向店の2店のみで扱う同商品。元々日向市が熊本大学薬学部と「薬草の里づくり」を目指し連携協定を結び、受託した東郷まちづくり協議会が2016(平成28)年からハーブを育ててきた。同協議会会長でハーブ生産者でもある鈴野浅夫さんによると、当初はハーブを育てた経験のない農家で取り組み始めたため、ゼロからのスタート。十数品目を試行錯誤しながら育てたが、最終的にカモミールとホーリーバジルを同地で生産することになったという。カモミールは一輪一輪手摘みで収穫する。

 同酒はソムリエの中でも名誉職である「マスターソムリエ」の称号を持ち、バーテンダーでもある高野豊さんが監修し、羽田麦酒(東京都大田区)が製造する。

 高野さんは「このジンは世界中どこに持っていっても誇れる酒。飲むと、カモミールの畑を走り回っているような牧歌的な香りがする。日向に来たことがない人は行ってみたい、この町から出て行った人は『戻らなくちゃ』と思えるような、そんな力がこのジンにはある」と太鼓判を押す。日向市の特産かんきつ、へベスでもジンの試作を行っていることも明かす。

 鈴野さんは「東郷町の坪谷で育てているが、坪谷の水と寒暖差の大きい気候がカモミール栽培に適していたのだと思う。高野さんからは『皆さんが愛情を込めて、手摘みしているから品質が良いのだろう』と言われ、うれしかった」と笑顔を見せる。

 内容量は500ミリリットル(アルコール度数40度)で、価格は3,080円。

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