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イオン日向店がフードドライブ拠点に 九州7県12店舗で同時スタート

(左から)イオン日向店の宇津史朗店長と広報担当の宮田理恵子さん

(左から)イオン日向店の宇津史朗店長と広報担当の宮田理恵子さん

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 イオン日向店(日向市日知屋)が9月13日、食料品の寄付を募る活動、フードドライブを始めた。

南側出入り口、上りエスカレーター前に設置されたフードドライブ

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 イオン九州(福岡県福岡市)では福岡県内の8店舗ですでに導入していたが、今回、その他の九州7県12店舗で同時にスタートした。宮崎県では同店とイオン宮崎店の2店。家庭で余っている食品を持ち寄ってもらい、フードロスの削減を目指す。集められた食品は2019(平成31)年1月から日向市で活動する「フードバンク日向」が、物資を必要としている家庭や子ども食堂などの福祉団体に配布する。

 イオン日向店の宇津史朗店長は「日頃から売る方の立場としてフードロスの問題に直面している。このような拠点を設け、地域の人たちと一緒に課題解決のための活動ができるのは喜ばしいこと。今まで捨てざるを得なかった食品を困っている方たちの役に立ててもらえたら、それもまたうれしい。継続的な取り組みとして今後も続けていきたい」と話す。

 広報担当の宮田理恵子さんによると、賞味期限に余裕がある商品でもパッケージの汚れや破損などで売ることができなくなり、売る側としてのフードロスに直面していたという。これらの品々も県北エリア、都城エリアのイオンや系列のマックスバリュー各店から集められる予定。

 集めるのは、米やパスタ、そうめんなどのほか、缶詰、インスタント食品、菓子類、調味料など。開封されているもの、賞味期限が1カ月を切っているもの、生鮮食品、アルコールなどは持ち込めない。同店ではフードバンク日向と話し合い、食品だけでなく、不要になった洗剤やトイレットペーパーなどの生活雑貨、日用品も受け付けることにした。

 9月のフードドライブ活動期間は19日まで。来月以降も毎週第2月曜~日曜の1週間を活動期間にする予定。営業時間は9時~21時。

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