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日向・細島で「トマトあめ」限定販売 地元農家とリンゴあめ店がコラボ

(左から)ジュクルパコーヒー店主の黒木彩乃さんと塩見の農家・佐藤未樹崇さん

(左から)ジュクルパコーヒー店主の黒木彩乃さんと塩見の農家・佐藤未樹崇さん

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 日向市細島で5月22日、地元のトマト農家とリンゴあめ店がコラボレーションしたスイーツ「トマトあめ」を1日限定で販売する。

当日販売する「こいとまと」の「トマトあめ」

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 リンゴあめ店「RingoxAme(リンゴカケルアメ)」(小林市)が、同市塩見の農家「瓦田(佐藤洋蘭園)」のブランドトマト「瓦田こいとまと」を使ってトマトあめ80本を用意し、コンテナハウスを活用した商店が立ち並ぶ「しぶき通り」の敷地内で販売する。価格は1本450円。

 「こいとまと」を育てる農家、佐藤未樹崇さんによると、リンゴカケルアメの店主が青森県出身でトマトに砂糖をかけて食べていたことから「トマトあめ」を作りたいと宮崎県内の農家40軒のトマトを試食したという。その中から佐藤さんのトマトを使いたいと申し出があり、コラボレーションが実現した。「こいとまと」は糖度9度以上の高糖度にトマトらしい酸味と皮の硬さが特徴。トマトあめには「こいとまと」の中でも「ぜいたくトマト」というミニトマトより大きめのミディサイズのトマトを使う。

 佐藤さんは「リンゴカケルアメさんが3月に試作を始めたが、トマトはリンゴと大きさも水分量なども違うので、コーティングの調整が難しかったようだ。トマトとあめが合うとは思わなかったが、食べてみるとあめのパリパリした食感とトマトの酸味がマッチして、とてもおいしいかった」と話し、「4月から宮崎市内や小林の店で販売していただき、午前中で売り切れることもあったと聞いている。お客さんの反応が良く、日向でも販売してほしいという声も聞いたため、リンゴカケルアメさんに移動販売できないかと相談したところ、快く引き受けてくださった。トマトが好きな人はぜひお越しいただければ」とも。

 当日は、「こいとまと」を使って、しぶき通りに構えるコーヒー店「ジュクルパコーヒー」がトマトジュース(500円)、ベーカリー「グラム」がトマトピザ(150円)を販売する。ジュクルパコーヒー店主の黒木彩乃さんは「初めてトマトあめを食べたとき、コーティングしているあめのザクザク感とトマトの食感の組み合わせが新しく驚いた。トマト好きが集まって楽しんでもらいたい」と話す。

 開催時間は10時~(売り切れ次第終了)。

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