日向市塩見にトマトの自動販売機が設置され、3月15日から販売が始まった。
設置したのは、トマト、ズッキーニ、佐土原なすなどを育てる農家、佐藤未樹崇さん。塩見の信号近くの所有地に、21個のボックスがある無人販売用の自動販売機を置き、佐藤さんの畑で収穫した自社ブランドトマト「こいとまと」を販売する。
佐藤さんは「こいとまとを生産するようになった6年ほど前から、誰もが時間を気にせずに、買い物できるように、うちのトマトを自動販売機で売れないかと考えていた。コロナ禍で行動が制限されるような事態になったこともあって、今だと思い、設置した。野菜の品質を保つために、冷蔵機能も備えている」と話す。
現在は、こいとまとだけを販売しているが、ゆくゆくは自分が作った他の野菜や、父、母の作るスターチスなどの花き、近くの生産者が作ったイチゴ、ミカン、へべすなども提供したいという。「野菜や果物をセットで販売したり、くじを入れて当たった人には贈答用のトマトなどをプレゼントしたり、楽しんで買ってもらえるような工夫もしていきたい」とも。
価格は1袋280円。100円硬貨専用でお釣りは出ないので、300円を入れて、箱の中にある20円を取ってもらう仕組み。