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日向・美々津で「おひなさん祭り」 雨天も伝統の町並みににぎわい

古民家に飾られたひな人形を見る親子

古民家に飾られたひな人形を見る親子

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 日向・美々津で3月3日、「おひなさん祭り」が行われた。

江戸時代の古民家に飾られた段飾りのひな人形

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 国の伝統的建造物群保存地区にも指定されている美々津町立縫地区は、江戸時代からの京都や大阪の町家づくりが今もなお残る。2018年度に「美々津歴史的まちなみを守る会」が35周年を迎えたことをきっかけに、新たな町おこしイベントとしておひなさん祭りが始まった。

 同祭事務局長の谷村美江さんは「昨年初めて行い、約300人の方が足を運んでくれた。今年も雨模様のあいにくの天気になったが、美々津の町並みは雨でも風情がある。地元の方々に協力してもらいながら、今後も桃の節句を祝う、町の風物詩の一つになれば」と話す。

 「美々津軒」「まちなみセンター」のほか、個人宅など14軒の古民家で、さまざまなひな人形を飾り、古い物では江戸末期のおひなさまも展示された。同市に住む8歳の女の子は「美々津に来たのは3回目。おひなさまがとてもきれいだった。また来年も来たい」とにこやかな表情を見せていた。

 会場では、甘酒や宮崎名物の「鶏肉炭火焼き」の振る舞いや、地場産品の販売、フリーマーケット、保育園児の太鼓演奏なども行われた。来場客に着物を貸し出し、地元の人に着付けてもらう町歩きや、日向高校の学生による賞品付きスタンプラリーなども行われ、参加者が思い思いに楽しんでいた。

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