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日向市駅前でスギのベンチを磨く「恩返し」企画 交流広場10周年で

大勢の参加を呼び掛ける、日向市市街地整備課の大崎雅彦さん

大勢の参加を呼び掛ける、日向市市街地整備課の大崎雅彦さん

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 日向市駅前交流広場「ひむかの杜(もり)」(上町)で3月9日、広場内のベンチを磨くイベントが開かれる。主催は中心市街地周年イベント実行委員会(TEL 0982‐52‐2111)。

日向市駅前交流広場のベンチ

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 「『ひむかの杜』にみんなで恩返し―杉ベンチをピカピカにしよう!」と題されたイベント。広場が完成して10年を迎えることを機に企画された。日向圏域は日本有数のスギの産地で、日向市駅舎や庁舎にもスギがふんだんに使われており、耳川流域のスギを活用した15のベンチがある。時間がたち、雨や風などにさらされて見た目の劣化が激しくなってきたことから、機械や紙やすりなどを使って元の姿に近づける。

 日向市市街地整備課の大崎雅彦さんは「宮崎県は27年連続、スギ素材生産量が日本1位で、その中でも耳川はスギのストック量が一番多い。市内各所をはじめ、全国に木のぬくもりを感じさせるベンチや建材などとしてスギが使われる一方、屋外での使用は手入れが必要な部分がある。自分たちで地域の文化であるスギ材のベンチのメンテナンスをし、守っていくことで新たな愛着が生まれる。日向ならではのスギの活用と街づくりの取り組みに家族みんなで参加してもらい、一緒にベンチを磨いて、故郷に愛着を持ってもらえたら」と意気込む。

 当日は、ぜんざいの振る舞いも行われる。市内外の高校生ボランティアやサポートスタッフとして建設業従事者も参加予定。

 開催時間は10時~(2時間程度を予定)。問い合わせは実行委員会まで。

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