日向市駅で12月2日、「すす払い」が行われ、約200人の市民が参加した。主催は日向市中心市街地イベント連絡協議会。
長いものでは5メートルほどある竹を使い、コンコースの天井などに溜まっているほこりなどを取った。同会によれば、すす払いは単に大掃除をするだけでなく、きれいにすることで年神様がたくさんのご利益を持って降りきて、厄を払うという意味もあるという。その他、駅舎やまちの駅「とみたか」の窓ふきも行われた。
同会は、日向ひょっとこ夏祭り実行委員会、日向十五夜奉賛会、まちなかハロウィン実行員会など日向市中心市街地でイベントや祭りを行う16の団体からなる。会長の是沢利保さんは「新しい駅舎ができて11年。毎年いろいろな団体がイベントをさせてもらっていることへの感謝の気持ちを表したいと思い、企画した。掃除を目的にしたイベントに、こんなにたくさんの方が集まってくれ驚いている」と笑顔を見せる。
同会メンバーの寺尾秀貴さんは「駅はコミュニティーの中心部分。今日は幼児から大人までいろいろな年代の方が参加してくれ、新たなコミュニケーションも生まれたと思う。そのことが将来、街を思う気持ちにつながってくれればうれしい」と話す。
大王谷学園のPTA・OBは門松づくりを実演。駅の入り口に飾られた。
すす払い終了後は日向市商工会議所女性会による、ぜんざいの振る舞いがあった。