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宮崎・日向で「九州伐木チャンピオンシップ」 「枝払い」など5種目で職人技を競う

(左から)ピエロック団長・松平康太さん、振興組合の寺尾秀貴さん、大会実行委員長の原田理さん

(左から)ピエロック団長・松平康太さん、振興組合の寺尾秀貴さん、大会実行委員長の原田理さん

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 チェーンソーの技術力などを競う「九州伐木チャンピオンシップ 日向大会」が1月27日・28日、日向市駅前広場「あくがれ広場」(上町)で行われる。主催は「ひゅうが新町商店街振興組合」(TEL 0982-54-3067)。

会場の日向市駅前広場「あくがれ広場」

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 32年連続でスギ素材(丸太)の生産量日本一を誇る宮崎県。同大会は林業の技術や安全作業意識の向上、新規雇用者数の拡大などを目的とする。昨年2月、「日向市中心市街地商業集積整備事業」が20周年を迎えたことを記念して同会場で初開催された。今年は九州各地をメインに群馬県や奈良県などから30~50代の林業従事者、28人が参加する。

 1日目は日本大会のチャンピオンで世界大会出場経験者の今井陽樹選手や、横山大蔵選手など大会出場経験が豊富な選手たちが出場する「プロクラス」、2日目は初出場の選手などが出場する「プロ・ビギナークラス」の競技を行う。チェーンソーを使って6メートルの丸太に差し込まれた30本の枝を切り払う「枝払い競技」など5つの種目で競い合う。審査は安全性、正確性、スピードを基準に行う。

 実行委員長の原田理さんは「技術力を競う大会を行うことで日頃の仕事にもやりがいなどを見いだせるのではないかと思った。九州全体で林業を盛り上げていきたい」と話す。ひゅうが新町商店街振興組合の寺尾秀貴さんは「この機会に日向の街中に来てもらい、普段見ることのできない職人の技を間近で見てほしい。林業の人材育成や雇用創出に協力できたら」とも。

 会場では移動販売車12台がピザ、唐揚げなどを販売し、豚汁の振る舞いも行う。林業機械乗車体験、チェーンソーアートの披露があるほか、林業に関するメーカーが機械や作業服などを販売する。スギ材を使った手作りの操り人形と大道芸を披露する「ピエロック旅一座」が広さ直径10メートルの六角形のテントを張り、テント内で人形劇や演奏を行う。ピエロック団長・松平康太さんは「宮崎県で公演するのは初めて。木で作った楽器の演奏や人形劇で自然の大切さを伝えられたら」と笑顔を見せる。

 開催時間は27日=10時~17時、28日=8時30分~15時。入場無料。「ピエロック旅一座」の公演は2部制で両日とも13時~、17時30分~。投げ銭制。

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