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泥しぶきで無病息災 宮崎・美郷町で千年近く続く「御田祭」

馬が駆けて泥しぶきを浴びると無病息災

馬が駆けて泥しぶきを浴びると無病息災

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 宮崎県東臼杵郡美郷町にある「田代神社」で7月2日、「御田祭」が開催された。

一般公募で選ばれた約140人の「早乙女さん」たち

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 宮崎県から無形民俗文化財の指定を受け、998年も続いている同祭。会場では、参加者の無病息災と豊作を祈願し、「豊年神楽奉納」「牛馬入れ」「子どもみこし入れ」などが行われた。

 「牛馬入れ」では、馬が田んぼの中を駆け回ることで飛んだ泥しぶきを浴びると、浴びた人の無病息災が約束されるといわれている。泥しぶきが掛かると、うれしそうな表情を浮かべる見物客もいた。

 祭りの最後には、一般公募によって選ばれた早乙女姿の「早乙女さん」による田植えが行われた。

 美郷町役場企画情報課の下田光さんは「御田祭は平安時代に始まった伝統ある祭り。この祭りを見るため、わざわざ岡山県から来た方もいる。今後は県内外を問わず、美郷町の伝統をPRしていきたい」と意気込む。

 同祭を撮影した「写真コンテスト」では作品を募集中。応募締め切りは7月31日。郵送で受け付けている(当日消印有効)。詳しくは同町企画情報課(TEL 0982‐66‐3603)まで。

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