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宮崎・日向で3年ぶりに「細島みなと祭り」 130年以上の歴史、伝統守る

東若と南若に分かれて担がれる太鼓台

東若と南若に分かれて担がれる太鼓台

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 日向市の細島商業港「みなとオアシスほそしま」(日向市細島)で7月15日~17日、「第133回細島みなと祭り」が開催される。

最終日の朝に細島漁港から出航し「船渡御」を行う様子

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 1889(明治22)年に町村制が施行されたことを祝うため始まった同祭。今年は新型コロナウイルス感染予防のため規模を縮小し、例年、祭りのクライマックスに行う2基の太鼓台がぶつかり合う「組み合わせ」は取りやめ、太鼓台は16日のみ運行する。みこしは16日・17日に御神幸を行うが担がず、車両に載せて地区を練り歩く。17日はみこしを載せた船を含め複数の船が大漁祈願、航海安全を祈願し互いの船に水をかけ合いながら細島近海を周る「船渡御」を行う。

 会場に設置されたステージでは、2日目に「WJHA カ・ナニ・デイ・フラ」によるフラダンス、シンガー・ソングライター「いちたになな」さんによるライブ、「デイジャーズ」「ロッキーラグーン」「モズトリオ」によるバンド演奏、細島保育園児による歌やダンスの発表も行われる。3日目は、「ホノカアリリー」がフラダンス、「カスタニア」「オンザエッヂ」「R」などがバンド演奏を行う。

 そのほか、約15店のキッチンカーが並び、フードやドリンクなどを提供する。会場はフェンスで仕切り入場制限を行う。入り口にアルコール消毒や検温を行う場所を設ける。

 実行委員長の高木慎平さんは「新型コロナウイルスの影響により、2年間開催できずにいた。伝統文化を継承するため、地域の子どもたちに祭りを経験してほしいと思っていた。今回は制限もあるが、次の祭りに向けて原動力となるように地域の人々で盛り上げていきたい」と話す。

 開催時間は15日=19時~21時(神事のみ)、16日・17日=11時~21時。

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