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日向・細島に「ジュクルパコーヒー」 豪で本場のカフェ文化に触れ、夢を実現

28歳でカフェのオーナーになった黒木彩乃さん

28歳でカフェのオーナーになった黒木彩乃さん

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 日向市の港町、細島にコーヒー店「ジュクルパコーヒー」が9月17日、オープンした。

キュートなラテアートも

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 店主は28歳の黒木彩乃さん。細島に今年できたコンテナを活用した6つの店からなる「しぶき通り」の1店として開業した。

 学生時代からコーヒー文化に興味があった黒木さん。カフェでコーヒーを楽しむことが生活に根付いているオーストラリアで暮らすことを決め、ワーキングホリデービザを使い渡豪した。農場で働きながら毎日の生活の中でコーヒー文化に触れ、カフェの店主に教えを乞うなどコーヒーについて学んだ。

 店名の「ジュクルパ」はオーストラリアの原住民であるアボリジニの言葉。感銘を受けたと黒木さん。「先住民の道徳観であり、経済的価値観、行動の規範になる教えで、大自然の中に生きる人間社会が平和に存続していくための知恵や環境保護の意識など、人間がこの地球に存在する自然の摂理を学ぶことができた」と話す。

 帰国後、延岡の自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「レゴリス コーヒー」店主と話をしたり、金ヶ浜にある商業施設「ステアーズ・オブ・ザ・シー」のジェラート店「gelato otto-otto」のドリンクを担当したり、さらにコーヒーの勉強を積み、夢を実現した。「コーヒーを飲みに来ていただいた観光客やサーファー、移住希望者などの皆さんの関係人口案内所のような役割を担えれば」とも。

 メニューはドリップコーヒー(450円)、水出しアイスコーヒー(500円)、ラテ(530円)、キャラメルマキアート(550円)。コーヒー豆の果皮をシロップにし、エスプレッソコーヒー、ソーダに日向市特産のかんきつ「へべす」を合わせた、カスカラソーダwithへべす(600円)もある。マイボトル持参の人は30円引き。テークアウト専門だが、しぶき通りのテラスでコーヒーを飲むことができる。

 営業時間は7時~16時。

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