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宮崎・川南の三原さんが今年もイルミネーション 電飾5万球、28年続ける

国道10号線沿いから見られるイルミネーション

国道10号線沿いから見られるイルミネーション

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 宮崎・川南で毎年話題の個人宅のクリスマスイルミネーションが今年も点灯を始めた。

1万球のクリスマスツリー

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 水道設備業で川南町在住の三原正宏さんが1990(平成2)年に公開された映画「ホーム・アローン」を見たことをきっかけに、28年間12月になると自宅をイルミネーションで飾り付けている。

 敷地内にはエアーサンタクロース、クリスマスツリー、ステージなどもディスプレーされ、使った電球は全部でおよそ5万球。主に白熱電球を使い、今年は台風の影響で一部LED電球を使う。三原さんは「今までLEDライトではなく白熱電球を利用したのは温かみを感じられるから」と話す。今年は1万球の電飾が施されたクリスマスツリーの色をアレンジし、昨年とは見え方を変えている。

 「毎年11月になると仕事を終えた後、イルミネーションのために19時から4時間飾り付けをしている。28年間続けてこられたのは周りの期待があったから。毎年自由に書いてもらうノートを置いて、見に来られた人に感想などを書いてもらっている。その中には、このイルミネーションを見て励まされ自殺を思いとどまった人、恋人と別れ、その年は一人で見に来た人などもいる」と三原さん。「今後の夢は20メートルのクリスマスツリーで自宅を覆い、イルミネーションを点灯すること」とも。

 息子の歩季さんは「小学生の頃からこの時期になると毎日がクリスマス状態。高校生の頃から父と一緒に飾り付けをしている。一度仕事が忙しくて、点灯時期が遅れたときは、周りの人から心配の声が上がり、改めて毎年続けなければならないなと思った。こうして続けてこられたのも毎年来てくださる人がいるから」と笑顔を見せる。父・正宏さんについて「毎年手伝いをし、正直大変だなと思うこともあるが、こんな父親はいない。尊敬している」と話す。

 自宅横には休業中のカフェがあり、現在はこの時期だけ営業し、「ドリップコーヒー」(飲み放題、300円)を販売する。毎年12月31日のみ、カフェをオールナイトで営業する。店頭ではイルミネーション期間中、コーヒー、ココア、ミルクティー、レモンティー(以上200円)を販売する。土曜、日曜はおしるこなども用意する。

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