宮崎・門川町にかき氷専門店「氷柄（ひょうがら）」（門川町加草）がオープンし、間もなく3カ月となる。

乙島が目の前に見えるかき氷専門店「氷柄」

　店主は安田光孝さん。東京で働いていた時に、かき氷専門店があることを知り、20～30店を食べ歩きして、かき氷に魅了された。東京・青山のかき氷がおいしいと評判だった焼き肉店に勤め、商品開発を任されるようになった。帰省し、日向灘を臨む場所に立つカキ小屋に間借りする形で、同店を開業した。

　安田さんは「宮崎県北にはかき氷専門店がなかったこともあり、店を始めた。おいしいかき氷の条件は氷がふわふわしていることと、蜜が薄くないこと。当店では天然水『霧島裂罅水（きりしまれっかすい）』で作られた氷と、果物や紅茶、ミルクを材料にした自家製の蜜を作り提供する。季節によって、氷の削る厚さを変え、1杯のかき氷を1人で食べたときに最初から最後までおいしく食べられるように、味の層を作り、変化を味わってもらえるよう組み立てている。今からがかき氷が一番おいしい季節なので、楽しんでほしい」と話す。

　メニューは「自家製キャラメルミルク」（900円）、「巨峰と自家製ミルク」「黄桃ミルク」「プレミアム抹茶と自家製キャラメル」（以上1,300円）、「和栗キャラメルと自家製みるく」「和栗ほうじ茶と自家製みるく」（以上1,800円）など。ほかにきび砂糖や和三盆を使った4種のドーナツ（280円～）、国産レモンケーキ（290円）、クッキー（230円）などの菓子や、店主がセレクトした沖縄のコーラ「麻炭コーラ」や高千穂のそば職人が作ったコーヒーなどの食品も販売する。

　営業時間は11時～17時。月曜・木曜定休