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日向市在住の中学生サーファーがプロ資格取得 宮崎県で最年少女子プロに

中学生ながらサーフィンのプロ資格を取得した畑さん

中学生ながらサーフィンのプロ資格を取得した畑さん

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 宮崎県日向市在住で富島中3年の畑波音(はいね)さんが、3月5日・6日に行われた試合で、サーフィンの公認プロ資格を取得した。

得意のバックサイドを決める畑波音さん

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 畑さんは日本プロサーフィン連盟(JPSA)主催の「JPSA2022 プロトライアル鴨川」(千葉県鴨川市)で「ショートボード 女子」部門に出場した。プロトライアルの合格基準は、試合中に1本で7得点、もしくは全てのライディングの中から高得点の2本を合計し11得点以上。

 畑さんは大会2日目、2回戦で6本のライディングを行い、4本目に7.33得点、5本目に5.77得点をマーク。基準に満たしたためプロとなる権利を得た。JPSAによると、現在宮崎県在住のショートボード女子部門のプロサーファー登録者は4人おり、5人目になる予定。県内の登録者としても合格時点の年齢でも最年少で、宮崎県北、日向市在住でプロ資格を取得した初の女子選手となる。

 畑さんは「今大会、コンディションはあまりよくなかったが、波に恵まれ点数が出せた。試合で高得点が出たバックサイドは得意な技で、たくさん練習した。今までサポートしてくれた人や応援してくれた人に感謝の気持ちを伝えたい」と目に涙を浮かべながら話した。「人としてもプロアスリートとしても憧れている庵原美穂さんのようなプロサーファーになりたい。次の大会でも楽しみながら自分のサーフィンに集中して全力を出せるように頑張りたい」と意気込む。

 畑さんは5歳の時、家族で奈良県から日向市に移住。サーファーだった両親の影響と、ダイエット目的で小学5年にお倉ケ浜海水浴場(平岩)でサーフィンを始めた。

 千葉県の釣ケ崎海岸で3月21日に開かれる世界プロサーフィン連盟(WSL)主催のWSLプロジュニアイベントにも出場予定。今年のWSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップの代表を懸けて戦う。

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