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延岡の高校生がオンライン模擬投票 「選挙に関心持った」の声

エンクロスで選挙について学ぶ延岡商業高校商業科3年生

エンクロスで選挙について学ぶ延岡商業高校商業科3年生

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 宮崎県立延岡商業高校(延岡市桜ケ丘)商業科の3年生有志が10月29日、延岡市駅前の複合施設「エンクロス」(延岡市幸町、TEL 0982-20-3900)で選挙について学んだ。

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 地域課題解決型キャリア授業の一環。生徒たちはこの日、衆院選直前のこの時期に「CCCマーケティング」(東京都渋谷区南平台)が運営する「学校総選挙プロジェクト」のコンテンツや、「早稲田大学マニフェスト研究所」が監修するサイト「政党との相性診断」などを活用して、各政党の公約について学んだり、関心を持ったトピックについて話し合ったりした。

 授業の最後には学校総選挙プロジェクトのオンライン投票ページを使って、任意の政党を選び、選んだ理由を150字以内で記述した。

 参加した生徒の一人は「選挙について考えるのは初めてで難しかった。政党とのマッチング結果は本当に自分の考えと合っているのか疑問だが、参考にしたい。投票には行く予定」と話す。「授業を受けるまで選挙に興味はなく、各党の取り組みを知らなかったが、授業を通して少し理解できた。投票に行く意欲が湧いた」、「政策の内容で政党を選び、オンライン投票をした。まだ選挙権を持っていないが、選挙について関心を持った」という声もあった。

 商業科教諭の丹波基さんは「10月開催予定の音楽イベント『はっぴぃロックフェス』の企画立案に4月から取り組んできたが、中止となった。もっとエンクロスで何かしたいと考え、今回は選挙をテーマに学びの場を作った。活動意欲のある生徒たちなので、今後の投票にも積極的にかかわってくれると思う」と話す。

 授業を担当したエンクロス副館長の橋本徹さんは「あまり選挙に関心がない生徒に、いかに興味を持ってもらうかという観点で内容を考えた。できれば実際に投票に行ってもらい、次回は投票した感想などを話す予定。今後も学びと行動をセットにした学習機会にしていきたい」と話す。

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