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日向市菓子工業組合が国支給のマスク集め、支援学校などへ寄付 賛同者にチーズ饅頭など

「不要な人は必要な人へ」とマスクの提供を呼び掛ける緒方さん

「不要な人は必要な人へ」とマスクの提供を呼び掛ける緒方さん

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 日向市菓子工業組合に加盟する和菓子店と洋菓子店7店が現在、コロナウイルス感染症拡大防止策の一環として国から支給されるマスクについて、「不必要な人は必要な人へ」と呼び掛けている。

日向市のふるさと納税返礼品にもなっているSEIKADO名物「チーズまんじゅう」

 企画したのは洋菓子・カフェ「SEIKADO(セイカドー)」(本町、TEL 0982-52-3518)店主の緒方康彦さん。1961(昭和36)年3月創業の菓子店「清香堂」を2016(平成28)2月、店名表記を一新して移転。現在は2代目の緒方さんが洋菓子の製造、長男の大介さんがカフェを営業する。今年3月に創業60周年記念の感謝祭を企画していたが、コロナ禍で中止を決めた。

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 緒方さんは「客が減り、せっかく作った菓子も廃棄することが多くなり、やる気が出ず、眠れない日が続いた」と話す。1世帯につき2枚配られることになった布製マスクにも、最初は否定的だったが、気持ちを切り替え、マスクの不要な人が必要な人に渡せる手だてはないかと考えた。友人からのアドバイスもあり、マスクを持参すれば、その代わりに菓子をプレゼントすることにした。

 緒方さんも加入する日向市菓子工業組合代表で「はせがわ本舗」の長谷川実利さんや、そのほかの会員にも声を掛け、全加盟店7店が合同で取り組むことになった。集まったマスクは、県立日向ひまわり支援学校や障がい者支援施設「白浜学園」などに寄付するという

 国支給のマスクは宮崎県ではまだ配布されていないが、緒方さんは「SNSで取り組みを発表すると予想以上に共感の声が多く、驚いている。すでに『困っている人に渡してほしい』と50枚入りの市販マスク1箱を寄付してくれた人もいる。売り上げが減る中で、何をどうやってもだめじゃないかと落ち込んでいたが、減給や労働時間を減らすことを提案してくれる従業員もいる。大事なスタッフのためにも今頑張らなくては。知恵を出し合い、スピード感を持って行動することで、お客さんに喜んでもらい、不安に思っている人や困っている人の助けにもなれば」と話す。

 同企画の参加店はこのほか、「はせがわ本舗」、「お菓子の大野屋」「秋田屋」「ケーキファクトリー フクヤ」「ビッグパパ」「菓子工房にしだ」。進呈する菓子は各店で異なり、SEIKADOでは不要なマスクを持参した人には、マスク1袋につきチーズまんじゅう1個を進呈する。寄付するマスクは未開封の物に限る。