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宮崎・日向で「はまぐり碁石まつり」 国内外の囲碁愛好家162人が参加

国内外から参加者が集まった「はまぐり碁石まつり」

国内外から参加者が集まった「はまぐり碁石まつり」

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 囲碁大会「日向はまぐり碁石まつり」が10月28日、日向市中央公民館(日向市中町)で行われた。

青木喜久代八段による「初心者囲碁講座」

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 今年で31回目。日向市は日本唯一の高級碁石「はまぐり碁石」の生産地として知られている。同大会は毎年全国から囲碁愛好家が参加し、地元事業者が製造する「はまぐり碁石」と「日向榧(かや)碁盤」を使って対局が行われる。この日は5歳から91歳までの162人が宮崎県内をはじめ、東京都、滋賀県などの遠方からも訪れた。韓国からの参加もあった。

 段級位で6部門に分かれ対局する。「級位者の部」「初心者の部」はスイス方式、そのほかの4部門はトーナメント戦で行われた。10代と70代が対局する様子も見られたが、年齢差を感じさせない勝負が繰り広げられた。

 参加した5歳の男児は「初めて参加した。おばあちゃんとした囲碁が楽しくて習い始めた。1回戦で負けてしまったけど、次の試合を頑張る」と話した。

 各部門の優勝者は以下の通り。選手権戦の部=奈須春樹さん(日向市)、Aクラス(五段以上)=古川恭正さん(都城市)、Bクラス(四段・三段)=鳥越瑛太さん(三股町)、Cクラス(二段・初段)=加藤直樹さん(宮崎市)、級位者の部(1級~9級)=吉野佑さん(熊本市)、初級者の部10級以下=加藤工朔さん(東京・中野区)。

 特別ゲストとして、片岡聡九段、青木喜久代八段、日向市出身の有村比呂司八段らが来場し、プロ棋士らと自由に対局ができる「自由対局コーナー」、青木九段による「初心者囲碁講座」、大盤を使った「決勝戦大盤解説」などで愛好家と交流した。

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