宮崎・椎葉村内6つの神楽保存会が神楽を舞う「椎葉神楽まつり」が4月25日、椎葉村開発センター(椎葉村下福良)で開催される。今回で15回目。
夜神楽本番さながらの舞が見られる。写真は昨年のもの(写真提供=椎葉神楽保存連合会)
椎葉神楽は国の重要無形文化財に指定され、村内には26の神楽保存会がある。同祭は、保存会の会員同士が神楽を披露し、交流を図ることで神楽への意識向上と保存、継承につなげることを目的に始まった。
椎葉民俗芸能博物館の学芸員を務める井上玉光さんは「現在、神楽のユネスコ無形文化遺産登録を目指しており、『椎葉神楽まつり』は神楽の魅力を多くの人に伝える機会になる。子どもたちにとっても多くの人の前で舞うことで自信や誇りにつながる。昨年は村外から33人の観客があり、遠くは福岡や愛知、東京からもあった」と話す。
「椎葉の夜神楽は11月12月にあり、寒さが厳しく、雪や路面凍結などの心配もある。この時期は暖かく、昼にあるので見に来やすい。保存会が一堂に会する貴重な機会。足を運んでいただければ」とも。同館に務める向山日添地区在住の椎葉亜也加さんは「夫が舞うので毎年見に行くが、祭りとはいえ、夜神楽本番さながらの雰囲気を味わえるので、ぜひ見に来てほしい」と呼びかける。
同村に40年近く通い、椎葉神楽の国の重要無形文化財指定に尽力した昭和女子大学の渡辺伸夫名誉教授による演目解説や、10年以上、夏に学生を連れて同村を巡見する、民俗芸能が専門の同大・大谷津早苗教授による講話もある。
上演時間は10時30分~15時30分。料金は500円(村民は無料)。