郷土の歌人・若山牧水をしのび、牧水の旅姿で里山を散策する「なりきり牧水」が8月24日・25日、日向市東郷町の牧水公園「ふるさとの家」(東郷町坪谷)で行われる。主催はあくがれて牧水実行委員会。
今年で13回目を迎える宿泊体験ツアー。牧水が少年期まで過ごし、歌に詠んだ故郷、坪谷の自然に触れ、生家や歌碑を訪ねる。夜はイノシシなどのジビエ、アユを使った郷土料理を振る舞う。今回は、牧水の誕生日である24日に開催し、夏休み期間中であるため、子どもも楽しめるよう、川遊びやカブトムシ捕りを予定する。川では、地元の名人が教える技法「ちょんがけ」を使うアユ取り体験もある。
実行委員会委員長の柏田武浩さんは「牧水の歌には大好きだった母親やふるさとを題材にしたものが多い。田舎の良さが残る坪谷で夏休みの思い出をつくってもらえたらうれしい。今年は、外国の方でも楽しんでいただけるよう準備しているので、興味のある方は誰でも来てほしい」と話す。
参加料は1泊2食付きで大人7,000円。同伴の子ども(=小、中学生)1人無料。2人目から1人1,000円。定員30人。
申し込みは日向市観光協会(TEL 0982‐55‐0235)、または同イベントフェイスブックページで。