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延岡で子どもたち制作のアートカレンダー販売 児童発達支援センターが企画

児童発達支援センター「あはは」のカレンダー

児童発達支援センター「あはは」のカレンダー

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 NPO法人「SUNクラブひまわり」(延岡市野地町、TEL 0982-34-2412)が11月17日、障がいのある子どもたちなどが手掛けたアートカレンダーの販売を始めた。

エンクロスで展示される原画

 毎年子どもたちのアート作品でカレンダーを作り販売している。2021年度の販売を担当するのは、同NPOが運営する児童発達支援センター「あはは」(TEL 0982-20-2327)の保護者会「スマイル」。同センターは、発達に関して支援が必要な子どもや障がいのある子どもが通う。

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 今回のテーマは「いっしょにそだつアート」。子どもたちが910mm×1820mmの白いキャンパスに半年をかけて順に絵の具などで色を重ねていき、絵がカレンダーに育っていく過程を楽しむものになっている。

 あははの隈江薫園長は「園では季節や発達に合わせてさまざまな物を作っているが、何かを作る時の指先の使い方、できたときの達成感、時間内に終わらなかったとしても切り替えることなど、一人一人の目標に合わせて取り組んでいる。カレンダープロジェクトではたくさんの人と関わり、自由に楽しく子どもたちが描いている姿が印象的だった。カレンダーを通して園のことを広く地域の方に知ってもらえたら」と話す。

 12月からは延岡駅前複合施設「エンクロス」で原画3枚を展示するほか、誰でも参加できるアートコーナーも設置。隅江さんによると段ボールの型の中を自由な画材を使い楽しみながらぐるぐる塗って楽しむ絵も壁面に飾り、壁1面を「いっしょにそだつアート」として完成させるという。

 アートディレクションを担当した「オノコボデザイン」(延岡市川原崎町)のスタッフで、「あはは」を利用する保護者の原田伊久美さんは「子どもたちのエネルギッシュさが刺激的だった。目の前の絵に向かう気持ちがまっすぐで、いい物を作ろうという邪念のなさがむしろ面白い絵を作っているように感じた。スプレー・水彩絵の具・ビー玉・おもちゃの車・シャボン玉・どろどろの絵の具・スポンジなどさまざまな物を使って描いた。まっ白なキャンパスが育っていく過程も分かるようにしてあるので楽しんでほしい」と話す。

 保護者会「スマイル」会長の岩崎仁美さんは「今までは各自が自分の画用紙に描くスタイルだったので、どの子の絵がカレンダーに選ばれるのか保護者も子どもも分からなかった。今回は全員が大きなキャンパスに描いていったので、すべての子が触れた絵。子どもの発達に悩んでいる保護者はたくさんいると思うが、この展示を通してこういう園があることを知ってもらえたらうれしい」と話す。

 カレンダーは「あはは」で販売する。価格は、1部1,000円(インターネット販売価格は1,500円)。エンクロスでの展示期間は12月5日~15日。ぐるぐるアート実施日時は、12月2日=10時~11時、5日=14時~15時、6日=14時~15時、9日=10時~11時、12日=13時~14時。