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宮崎・日向のカフェ「nap cafe」が16周年 アンティーク家具で心地よい空間演出

「ベーグルサンドとサラダのプレート」

「ベーグルサンドとサラダのプレート」

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 宮崎・日向のカフェ「nap cafe」(日向市日知屋、TEL 0982-55-3772)が7月1日、開業して16周年を迎えた。

野菜中心の総菜をふんだんに盛り付けた「カレーとサラダのプレート」

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 2003(平成15)年に日向市出身の甲斐祥一郎さんが移動カフェからスタートした。翌年、鶴町の富島高校前に店を構え、2015(平成27)年に日知屋の今の場所に移転した。

 東京でカフェ店員として働いていた経験がある甲斐さんは「日向に戻ってきた時にカフェ文化が根付いていないことに気づき、それなら自分が店を始めてみようかと思った。『富高前の喫茶店』と呼ばれていた頃の、当時高校生だったお客さんが30代になり、子どもと一緒に来店してくれることがとてもうれしい。これからも長く愛されるよう、地元を離れたお客さんが帰ってきた時に懐かしさを感じてもらえるよう、当時からあるメニューを残していきたい」と話す。

 店内には昭和時代の学校で使われた机や椅子をきれいにリノベーションしたものや、1950~60年代に全盛期を迎えたアメリカのビンテージ「ファイヤーキング」のカップなどをそろえる。古いものが持つ温かみで居心地よい空間を作るよう心掛けているという。

 開店当時から提供するベーグルは、北海道産小麦を材料に、乳製品不使用で甲斐さんが作る自慢の一品。当初はベーグル自体の認知度が低く、物珍しい商品だったが、16年を経て定番品になったという。

 メニューは、地元産野菜のサラダとデリ(総菜)を6種類のせ、ベーグルにチーズとベーコンを挟んだ「ベーグルサンドとサラダのプレート」(820円)や、同じくサラダとデリをのせ、ドライカレーをタコライス風に盛り付けた「カレーとサラダのプレート」(820円)など。飲み物やデザートを付けることもできる。

 自家焙煎(ばいせん)の豆を使いハンドドリップで入れる「ドリップコーヒー」(450円)や、オリジナルで豆をブレンドしたエスプレッソをべ―スにカフェラテ(480円)、カフェモカ(520円)、キャラメルマキアート(520円)、チャイラテ(530円)、アメリカーノ(420円)も提供する。

 営業時間は11時~18時(18時以降は要予約)。水曜定休。

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