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宮崎・延岡にネットカフェ「トムソーヤの森」 地元の経営者3人で立ち上げる

店内にはコミックスを始め、雑誌、絵本、趣味の専門書なども

店内にはコミックスを始め、雑誌、絵本、趣味の専門書なども

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 宮崎・延岡にネットカフェ「トムソーヤの森」(延岡市浜町、TEL 0982-20-2110)がオープンして1カ月たった。運営はアドプラス。

お子様ランチの「お子様プレート」は500円

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 延岡市唯一のネットカフェ「フリースペース」が昨年8月に閉店することを知った延岡ランドリー(平原町5)の矢野修一代表が、岡田花店(中川原町1)の岡田明利代表に相談。甲斐花輪(山下町1)の米川克哉代表と3人で事業を引き継ぐことを決め、アドプラスを立ち上げた。

 コンセプトは「図書館のようなカフェ」。内装に木をふんだんに使い、外光を取り入れた温かみのある空間に漫画、小説、絵本など3万冊の書籍がそろう。改装に伴う設計・工事や備品の購入は地元の事業者に依頼し、地元で経済が循環することを意識して完成させたという。

 ブースは個室だけでなく、図書館の自習スペースのような半個室、6~8人で使えるファミリールーム、フリースペースも用意。10台のパソコンには全てカメラが付いておりウェブ会議閲覧にも使うことができる。

 「トムソーヤの森」の代表を務める矢野さんは「子育てに頑張っている主婦層にお子さま連れで利用してもらいたい」と話す。「公共の図書館では騒げないが、ここは子どもが騒いでも許される図書館カフェ。子どもを遊ばせながら、お母さんたち自身もほっと一息ついてもらえれば」とも。

 オープン後も利用者の要望に応え「手荷物入れ」を設置したり、本のリクエストを受け付けたりとサービスを改善し、利用者の声を歓迎する。

 「開店に当たり、本が好き、POPを描くのが得意、料理が好き、パソコンが得意など9人のスタッフを雇用することもできた。オープンを知った市内の方から貴重な書籍を寄贈いただくなど、思い掛けないことも起きている」と岡田さん。「延岡唯一のネットカフェとして地域密着型で、地元に愛される場所にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は8時~24時。入会金は300円(4月末までは無料)。利用料は最初の30分=オープン席220円、半個室270円、BOX席330円、延長料金(10分ごと)=オープン席70円、半個室80円、BOX席90円。小学生未満無料、小学生は半額、中学生・高校生・大学生は1割引き。1時間、2時間、3時間、6時間、9時間のパック料金も用意する。

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