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宮崎・日向で「天国サウナ」プロジェクト サウナトレーラーの製作目指す

テントサウナの前に立つ矢北嘉杜さん

テントサウナの前に立つ矢北嘉杜さん

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 日向市でテントサウナの普及に努める22歳男性が3月1日、「サウナトレーラー」を作るプロジェクトを立ち上げた。

アウトドアサウナは大自然の中で、外気浴を楽しめる

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 男性は日向市在住の矢北嘉杜さん。二十歳の時に、自転車での日本一周の旅の途中、初めてサウナに入り、その魅力に魅了された。地元に帰ってから、テントサウナを購入し、宮崎県内各地で体験イベントを実施。サウナ、水風呂、外気浴という過程を繰り返すサウナの作法を教えるなど、サウナならではの体験を人々に伝えてきた。

 矢北さんはテントサウナの活動をしていく中で、アウトドアで行うサウナの魅力にひかれていったという。大分県豊後大野市のゲストハウスのサウナを経験するなど、見聞も広め、雨天や強風時に中止せざるをえないテントハウスの欠点も感じるようになった。そこで、いろいろな場所を回ることができる、サウナ小屋をトレーラーで引く「サウナトレーラー」を作ることを思いついた。矢北さんにとってサウナ愛好者が口にする「整う」という状況は、「体が宇宙とつながっているような不思議な快感と幸福感」であることから、プロジェクト名を「天国サウナ」と名付けたという。

 矢北さんは「大浴場に併設されているサウナもいいが、大自然の中でのサウナ体験はかけがえのないもの。サウナに誰かと一緒に入ると、濃密なコミュニケーションが生まれ、仲良くなれることも実感していて、サウナの運営は僕の天職だと感じている。人口550万人のフィンランドにはサウナが300万個あるといわれており、ある調査では幸福度が世界一高いと聞く。日本で幸福度ナンバーワンは宮崎県。フィンランドのようにサウナ文化が広がれば、さらに幸福度が増すのではないかとも思う」と話す。

 矢北さんは現在、サウナトレーラー製作費にかかる資金の支援者を4月18日まで、クラウドファンディングで募集している。

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