食べる 見る・遊ぶ 暮らす・働く

日向の就労支援カフェが「レタスクレープ」 6周年記念イベントでお披露目

JR九州の高級寝台列車「ななつ星」で採用の食材も使うレタスクレープ

JR九州の高級寝台列車「ななつ星」で採用の食材も使うレタスクレープ

  • 0

  •  

 日向の就労継続支援B型事業所「福丸縁」(日向市日知屋)が6周年を迎え、2月25日に記念イベントを行う。

日向・日知屋にある就労継続支援B型事業所「福丸縁」

[広告]

 同所は、障がいにより企業などへの就職が困難な人に対し、雇用契約を結ばずに働く場所を提供しているカフェ。通常営業のランチでは、日替わりの「ふくちゃんランチ」(600円)、「チキン南蛮定食」(780円)、「はたうらバーガー」(400円)などを提供している。

 今年2月で設立6周年を迎えるにあたり記念イベントを計画。同日「レタスクレープ」の販売を開始する。魚のすり身で作った「魚ロッケ」、キャベツ、トマト、大葉を3種のレタスで巻き、日向特産のかんきつ類「へべす」の入ったタルタルソースで味付けしている。レタスの一つはひむか野菜光房(東臼杵郡門川町)のもので、高級寝台列車「ななつ星」の食堂車にも採用されている。

 施設長の福丸順子さんは「魚ロッケは、『雑魚は使わない』というポリシーで長年作ってこられた86歳のおばあちゃんが手作りしている。どうしたらおいしい商品になるか、障がいのある利用者とともに考えて作り上げた」と話す。完成までには他業種の人とのセミナーで意見を出してもらったことも。「イベント時は通常500円のところ、400円で販売する」という。

 試食した30代男性は「材料をふんだんに使っているので中身が詰まっていて食べ応えがある。パンの代わりにレタスで巻いてあるので、ヘルシーでダイエットにも向いているのでは」と感想を話す。

 開催時間は10時~14時(通常の営業時間は10時~15時)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース