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宮崎・日向に小さな図書館「あるかしらライブラリー」 店名は好きな本から

「あるかしらライブラリー」館長・野間知波さん

「あるかしらライブラリー」館長・野間知波さん

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 日向市財光寺の国道226号線沿いに9月20日、小さな私設図書館「あるかしらライブラリー」がオープンした。

1人2冊、2週間まで貸し出しを行う「あるかしらライブラリー」

 館長は今年3月に大阪から故郷の日向市にUターンした野間知波さん。本が好きな野間さんはコーヒーが好きな夫と一緒に「ブックカフェ」を開きたいという夢がある。今は子育て中であることなどから、カフェよりも気楽に運営できる小さな図書館を始めることにした。絵本を木箱に入れ、軒先に並べ、貸し出しも行う。小さな図書館は海外では「マイクロライブラリー」と呼ばれ、日本でも近年「まちライブラリー」として全国に広がりを見せている。

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 名前は野間さんのお気に入りの一冊である、イラストレーターで絵本作家のヨシタケシンスケさんが書いた「あるかしら書店」から付けた。絵本や図鑑、アート関係の図録など常時30冊ほどを並べ、1人2冊まで2週間の貸し出しも無料で行う。

 野間さんは「ライブラリーを始めるに当たり、家の片付けをしていたところ、日向市特産のはまぐり碁石の職人であった祖父のことが書かれた古い雑誌や、碁石店で使っていた木箱が見つかり、感慨深かった。インスタグラムで発信するうちに本好きの人や高校生から連絡をもらい、少しずつコミュニティーの広がりを感じている。寄贈してくれた方もおり、本当にありがたく、私も地域に貢献できたらという気持ちも出てきた」と話す。「近所の方、特に小さなお子さん連れの方に散歩がてら立ち寄ってもらえたらうれしい。本は全部読まなくていいし、気になるところだけ読んでもいい。忙しい毎日の中でもふと本を手に取って癒やされる時間を作り、気軽に楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時。土曜、日曜定休。雨天休み。11月まで。12月以降は規模を縮小して開館予定。