日向市美々津町で8月16日、「耳川ふるさと花火大会」が行われる。
美々津町には江戸時代から商業港として栄えた美々津港があり、今もなお、その時代からの古民家が立ち並ぶ。国指定の伝統的建造物群保存地区に指定され、古くは神武天皇が東征に出発した「お船出の地」としても知られている。
花火大会は口蹄疫(こうていえき)発生などを理由に2010(平成22)年から中止されていたが、2014(平成26)年に再開した。
当日は、日向市の花火師が作った約1300発の花火が上がる。事前にエントリーした15~20人が競う「カラオケ大会」、美々津保育園園児による「げんき太鼓」の演奏や先祖を送り出す「精霊流し」も予定。アユの塩焼き、焼きそば、ビールなど16店が出店する。
実行委員会スタッフの宮崎大学4年、原田友星さんは「地元の人たちがお盆に花火を見たいと募金などを行い、復活した祭り。子どもからお年寄りまで一日中、美々津で楽しんでもらおうと日中はカラオケ大会を企画した。美々津の花火は近い距離で見られる。日向市だけでなく市外の方たちにも美々津に来てもらいたい」と話す。
開催時間は、カラオケ大会=14時~、美々津保育園のげんき太鼓=17時~、精霊流し=19時過ぎ~、花火大会=19時30分~。