食べる

宮崎・日向で「岩ガキまつり2019」 店主が素潜りしてとった天然ガキも

望洋館の高橋和範さん

望洋館の高橋和範さん

  • 270

  •  

 日豊海岸沿いの宮崎・日向、門川町で4月1日、「岩ガキまつり2019」が始まった。

天然岩ガキが付く「コース定食」

[広告]

 今年で4回目を迎えた同祭は、夏が旬の「岩ガキ」を国内外の観光客に食べてもらうことを目的に行われる。宮崎県は日向市、門川町、延岡市、大分県は佐伯市が参加している。主催はひむか日豊海岸観光推進協議会・佐伯市観光協会。

 同協議会会長で、日向市観光協会専務理事兼事務局長の山本達雄さんは「日豊海岸は山や川、海が入り組んだリアス海岸で、気候や温度などにも恵まれる。冬に出回るカキよりも3倍ほどの大きさがあり、毎年多くの方においしく召し上がっていただいている。日向市では年間約35~40トンもの岩ガキが生産されており、4月から6月頃が旬。焼きガキ、蒸しガキで提供され、宮崎県ではへべす、大分県ではかぼすをかけて食べてほしい」と話す。

 日向市の参加店は「いけすの大漁や」(上町)、「牡蠣小屋 かき寧」(細島)、「はまぐり碁石の里」(平岩)、「磯料理旅館 望洋館」(平岩)、「漁業民宿 磯」(幸脇)、「民宿 船待」(幸脇)の6店。ほかに門川町の「旬鮮蔵」(大字加草)が参加しており、これら7店は4月から提供する。延岡市では「北浦臨海パーク」(北浦町古江)、「天然カキ小屋 三洋水産」(北浦町古江)など6店で5月から提供となる。

 その中の一つ、望洋館(TEL 0982-57-1002)の高橋和範さんは「うちの岩ガキは自分で船に乗り、美々津の沖合まで行って、海中4メートルのところで素潜りして取ったもの。旬の岩ガキはミネラルを含み、実がミルク色で大きい。創業120年の望洋館で海を眺めながら、おいしいカキを食べてほしい」と話す。

 同店の焼きガキが付くメニューはランチで、刺身や天ぷらなどの付いた「コース定食」(1,620円)、「刺身定食」(972円)、「天ぷら定食」(1,004円)。夜は焼きガキの入ったおまかせコース(3,240円~)を提供する。

 期間中、チラシに添付されているハガキに加盟店、対象観光施設に設置されているスタンプを押印し、送付すると4市町村地域の名産品が抽選で当たる「スタンプラリー」も開催する。

 期間は8月31日まで。望洋館の営業時間は11時30分~15時、18時~21時。火曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース