宮崎・美々津で4月20日、自主映画上映会と町並み散策ツアーが行われる。

映画「恋」のワンシーン

　伝統的建造物群保存地区があり、江戸時代からの町家造りを残す美々津。2月16日から4日間、脚本、監督を手掛けた泊麻未さんの下に県内のアーティストが集まり、美々津が舞台の映画「ノットフレンド、ノットフレンドラバー」、「恋」のショートムービー2作品が撮影された。編集作業を経て、でき上がった各15分の映画をロケ地の一つである、古民家「美々津軒」で上映する。

　同日、ロケ地を巡るツアーも行う。古民家居酒屋「ひなた屋」でランチや、古民家カフェ＆ギャラリー「ゆめのかたちプロジェクト」でのトートバッグを作るワークショップ、築180年の古民家茶屋「たまのや」でおやつタイムなどを予定している。

　泊さんは「美々津の撮影で、映画製作者としてやっとスタート地点に立てたと感じた。撮影に協力してくれたスタッフ、キャスト、エキストラ、現地の方など、支援者がたくさんいると分かり、今後の制作活動の自信となった。本作は『新しい人間関係』や『若い世代の時代との葛藤』をテーマにし、それらを伝えたいと表現した作品。ツアーでは、美々津の人や古き良き建物など魅力を満喫してもらいたい。その日しか味わえない特別な一日になれば」と話す。

　ツアープランは、3,000円（上映会、音楽ライブ、軽食付き）、6,000円（上映会、宿泊、音楽ライブ、軽食付き）、1万5,000円（ツアー、上映会、宿泊、音楽ライブ、軽食付き）の3種。上映会開催時間は17時30分～19時。

　問い合わせは泊さんのFacebook（メッセンジャー）まで。申し込み締め切りは3月31日。