宮崎・延岡で新しいブランド玉ねぎ「そのまんま玉葱」を使った食のイベントが2月22日、フランス料理店「カプリス」(平原町)で行われる。
不動産会社「和光産業」(古城町)が主催するのは「のべおか・新・たまねぎ物語」。就労継続支援B型事業所の「めだかハウス延岡」(船倉町)が栽培した自社ブランドの新玉ねぎを使ったコース料理が考案され、約7品を参加者に提供する。
和光産業社長の児玉雄二さんは「高齢化社会に伴う後継者不足の影響で、農作放棄地が急増し、休耕地が放置されている実態を見てきた。障がい者の働く場所を作りたいという気持ちもあり、障がい者が通う施設を運営するめだかファミリーグループとともに、3年前から農業を始めた」と話す。しかし、野菜を市場などに卸しても、売値が安く賃金を払えるほど売り上げが立たない現実に直面。そこで宮崎県北9市町村の食材の販路拡大、ブランディングなどを行う地域商社「TABERU」の林幸広さんに相談したという。
林さんはイベントを行い、多くの人に知ってもらうことを提案。3カ月の準備期間を経て、同イベントを実施することになった。林さんは「まずは延岡市内の方に、『めだかハウス延岡』の存在を知らせたい。そして、無農薬で野菜を栽培していること、障がい者がやりがいをもって仕事をしていることを知ってもらえれば」と期待を込める。
開催時間は19時~21時15分。参加費6,500円(お土産付き)。飲み物代は別途。定員20人。申し込み、問い合わせはTABERU(TEL 080-3971-6147)まで。