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宮崎・日向で地域商社「TABERU」 100年続く地域経済の仕組みづくり目指す

TABERUの代表・林幸広さん(中央)とメンバー

TABERUの代表・林幸広さん(中央)とメンバー

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 宮崎・日向の日向市しごと創生拠点(日向市鶴町)で9月25日、地域商社「TABERU(タベル)」の設立記者会見が行われた。

事業への思いを語る代表の林さん

 同社は県北9市町村の食材や加工品などを生産者とともに商品化し、販路拡大、ブランディングにも取り組む地域商社。代表の林幸広さんは、障害者福祉施設の元職員で、同市の街づくり事業にもかかわってきた。美郷町西郷の伝統野菜「いらかぶ」の種を使ったマスタードの加工製造、販売を行っているが、販路拡大の難しさを実感したという。生産者の多くの悩みを解決し、市場に売り込んでいくことで地域経済の発展に繋げたいと9月9日に同社を設立した。

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 設立メンバーほほかに美郷町、高鍋町で栗菓子店を営む「日向利久庵」代表の弓削龍生さん、椎葉村でチョウザメの養殖やキノコを生産する「森のめぐみ」の鈴木宏明さんなど5人。

 林さんは「『Eat the Kenpoku』、つまり『食べること、それは生きること』を理念とし、県北の魅力ある食材を世に広く知ってもらい、町を元気にしたい。特産品の流通、販売、商品の企画開発、ブランディングを生産者と伴走する形で行い、地域経済の活性化に努めたい。持続可能な経済の循環を生み出し、最終的には100年先まで持続させることのできるシステムにしたい。生産したものを無駄にしないように規格外品の商品開発などしていきたい」と意欲を見せる。

 現在、手掛ける品物は「ゆめひなた」(日向市)の「岩ガキのオイル漬け」、「いけとも農園」(門川町)の「完熟ミニトマト いけとま」、「森のめぐみ」(椎葉村)の「平家キャビア」など8企業15品目。10月には福岡で行われる食のバイヤー商談会に参加する予定。