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宮崎・延岡で10年ぶりに大相撲巡業 地元出身・琴恵光関の幕内昇進も後押し

実行委員長の榎本雄介さん

実行委員長の榎本雄介さん

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 宮崎・延岡で10年ぶりとなる「平成30年冬巡業大相撲延岡場所」が12月7日、延岡市民体育館で開かれる。

10年ぶりに開催の大相撲延岡場所

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 今回の延岡場所は、大貫診療所院長の榎本雄介さんが中心となり実行委員会を組織して誘致した。

 榎本さんは2009年から、12月に西階運動公園で実施する大相撲東関部屋延岡合宿の実行委員長を務めている。延岡合宿が始まって今年で10年目の節目を迎えることから、昨年の合宿時に「10周年記念に延岡巡業を呼びたい」と発案。当時十両にいた延岡出身の琴恵光関にも電話を入れ、「来年、幕内昇進記念に延岡巡業を開催するので頑張れ」と発破をかけた。

 琴恵光関はその後、3場所連続で勝ち越し、今年夏場所後に幕内昇進(現在は十両)を果たした。榎本さんは「琴恵光関は期待に応え、見事に幕内昇進を果たしてくれた。私も約束を守らないといけない」と決心し、日本相撲協会の巡業部長に開催を依頼し実現に至ったという。

 巡業開催に関しては通常、大手イベント会社や市、会議所などが勧進元となるケースが多い中、有志による実行委員会組織での開催には苦労も多かった。「10年前の実行委員の方にアドバイスを頂いたり、実行委員が熱意を持って市内の事業所への協賛願いに奔走したりして、何とかここまでこられた」と振り返る。

 今年は12月2日に合宿がスタートする東関部屋の力士たちも巡業に参加する。榎本さんは「合宿と同じ時期に巡業を開催できるのは幸せなこと。現在、チケットの売れ行きは7割ぐらい。琴恵光関に故郷で錦を飾ってもらうためにも、完売で立ち見が出る形のなかで迎えてあげたい」と、大勢の来場を呼び掛けている。

 8時開場。公開朝稽古に始まり、初っ切り、相撲甚句、やぐら太鼓、横綱綱締実演に続き、十両土俵入り・取り組み、幕内・横綱土俵入り・取り組み、弓取り式と続き15時終了予定。

 チケットは1回タマリS席(1人)=1万4,000円、同A席=1万2,000円、ステージ席イス席=8,000円、2階固定席=5,000円など。延岡市役所売店、延岡総合文化センター、ファミリーマートインターネット販売などで取り扱う。問い合わせは実行委員会(TEL 070-7588-5707)まで。

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