声優朗読劇「フォアレーゼン」が日向市文化交流センター（日向市中町1、TEL 0982-54-6111）で2月25日、開催される。

中央の写真はお船出したと言われる日向市美々津にある日本海軍発祥の地の石碑

　公演タイトルの「フォアレーゼン」はドイツ語で「読み聞かせ」という意味。ピアノなどの生演奏とともに、クラシック音楽、郷土史、純文学などを題材としたオリジナル脚本を声優たちが朗読する「音楽朗読劇」の形式を取る。2018（平成30）年に始まり、宮崎県での上演は今年7月、12月に続き3回目。

　日向公演タイトルは「日向神話物語」。神武天皇の東征にまつわる神話で、地元では「お船出物語」とも言われる。出演は、声優の浪川大輔さん、植田佳奈さん、代永翼さん、増元拓也さん。

　主催の「日向声優プロジェクト」の田崎幸喜さんは「誰もが一度は声を聞いたことのある有名な声優さんに演じていただけることになり、うれしい。脚本は現在、作家さんが執筆中。最近は映像の分野に勢いがあるが、伝承はもともと言葉で伝わり、広がっていくもの。あえて映像のない世界を表現し、観客の皆さんが想像力を思い切り使って、楽しんでもらえたら」と話す。「学生割引もあるので若い人たちにも来てほしい」とも。すでに北海道のファンから公演を見たいと問い合わせの電話があったという。

　15時開演。チケット料金は、一般＝4,000円、大学生以下＝1,000円。当日は各500円増し。日向市文化交流センター、延岡総合文化センター（TEL 0982-22-1855）、野口遵記念館など各プレイガイドで販売する。