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延岡フィル、20回目の定期演奏会 楽団ゆかりの2人を追悼も

指揮に合わせて演奏する延岡フィルハーモニー管弦楽団

指揮に合わせて演奏する延岡フィルハーモニー管弦楽団

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 延岡フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会が11月12日、延岡総合文化センター大ホールで開催される。

指揮を執る末廣誠さん

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 20回目となる今回は、野口遵記念館(延岡市)の開館記念イベントとして開催する。テーマは「ゆかりの音楽家を偲んで」。同楽団(以下、延フィル)の創設者の故・椛山達己さんとバイオリニストで弦楽器トレーナーを務めた故・稲田竜斗さんの追悼公演を兼ねる。指揮を務めるのは椛山さんと深い親交があった末廣誠さん。ソリストには稲田さんの妻で、ピアニストの由香里さんを迎える。

 演奏するのは3曲。リヒャルト・ワーグナー作曲の楽劇「『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲」で野口遵記念館の開館を祝う。セルゲイ・ラフマニノフ作曲の「ピアノ協奏曲第2番」、ヨハネス・ブラームス作曲の「交響曲第2番」も披露する。

 延岡総合文化センターで行われた10月15日の公開練習で「交響曲第2番」を末廣さんは「輝かしい天国を目指して昇っていくようにエンディングを迎える曲。いい演奏をして、追悼したい」と話す。「宮崎の人は謙虚で奥ゆかしいイメージがある。延フィルにはその人柄が表れたような空気が流れている。普段から練習して下地ができているから、回数を重ねる度に確実に音がまとまってきている。公演当日はとにかく誠実に、いい音楽をお客さまに届けたい」とも。

 14時開演。料金は1,000円(未就学児は無料)。全席自由席。

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