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延岡の離島・島野浦「満月食堂」が1周年 島民が自慢できる食堂に

満月食堂の岩田大志さん

満月食堂の岩田大志さん

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 延岡市の離島・島野浦の「満月食堂」(島浦町、TEL 0982-27-4664)が3月19日、オープン1周年を迎えた。

4月からの新メニュー、日替わり定食

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 昨年、宮崎県唯一の有人離島の島野浦島に、十数年ぶりに開店した飲食店。人口減少が進む同島で、関係人口創出のきっかけや場所作りのためにデザイン会社「日々とデザイン」(島野浦)が、離島活性化の一環として開業した。

 同店代表の岩田大志さんは「島外から来た人や、島に帰省してきた家族に『ここが島の食堂だよ』と島の人が紹介してくれることが増え、とてもうれしい。この食堂を支えてくれる島の人たちへ還元できるように、島の自慢になるような食堂としてこれからも長く続けていきたい」と意気込む。

 同島に住む子どもたちを大切にし、店で勉強をしている子どもたちを応援したいという思いから、2月に「こどもチケット」の取り組みを始めた。1セット5枚つづり(500円)のチケットを客が購入し、チケットを店内に貼る。中学生以下の子どもが来店した時に、そのチケットを使い、ジュースやアイスクリームと交換できる。岩田さんは「島内外問わず、チケットを買ってくれる人が多く、掲示板に貼り切れないくらいチケットが売れている」と話す。

 メニューは、日替わり定食(1,045円)、鯛(たい)茶漬け定食(1,650円)、唐揚げ定食(670円)など。日替わり総菜(200円~)も提供する。「島民の声を聞きながら試行錯誤し、『島の味』と自信を持って提供できる料理を心がけている」と岩田さん。店を開けられないコロナ禍で、島の味を届けたいと作り始めたオリジナル商品「濃厚鯛ほぐれ」(1,350円~)は、4月から同店とオンラインショップで販売する。

 営業時間は、ランチタイム=11時~14時、カフェタイム=14時~17時。火曜定休。

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