カフェ「Smile UP Cafe（スマイル アップ カフェ）」（日向市曽根町）2月2日、オープンした。

鶏のむね肉を低温調理した「鶏の胸肉ごまドレトルティーヤ」にミニアサイーを付けたセット

　店主の中村真弥さんは、和洋食店、菓子専門店などジャンル問わず各店舗の飲食店で責任者を務めた経験を持ち、和歌山県で約10年間、ベーカリー＆カフェを経営した。10代の時からサーフィンや整備されていない雪山を滑走する「バックカントリー」を楽しみ、日本だけでなくインドネシアなど世界中を渡り歩いた。日向市にはサーフィンをきっかけに2019年に初めて訪れ、2021年12月に妻と息子3人の5人家族で移住した。薬局として使われていた空き店舗を約9カ月かけてリフォームし、オープンにこぎ着けた。

　トルティーヤとアサイーボウルを中心に用意する。トルティーヤは生地から手作りし、直径30センチに広げ焼く。トルティーヤの生地に低温調理した宮崎県産の肉と7種類ほどの野菜を巻いて提供する。ソースも全て手作りで、食品添加物をできるだけ使わず調理するという。

　メニューは「鶏の胸肉ごまドレトルティーヤ」（700円）、「豚肉のBBQソーストルティーヤ」（750円）、「豚フライとんかつソーストルティーヤ」（800円）、アサイーピューレー、豆乳、バナナなどをミキサーにかけたものにフルーツをトッピングした「季節のフルーツ アサイーボウル」（900円）、人工甘味料、着色料、保存料を使わないオーガニックのソフトドリンク「コーラ」「イタリアンジンジャー」「イタリアンレモネード」（以上500円～）など。

　中村さんは「レストランを経営していた当時、休みなく働いていた。息子たちの育児をしながら自分のできる範囲でゆっくりとお店をしようと開業した」と話し、「30代の時によりよい食事を心がけることでサーフィン後の疲れも感じることが少なくなった。この店では、料理を食べて笑顔になり、体も喜ぶような料理を提供したい。日向市は気候が暖かく、野菜も肉厚で甘味がある。できるだけ地元で栽培された食材を使いたい」とも。

　営業時間は10時30分～16時。