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延岡のスナック「ブループラネット」が6周年 コロナ禍を「明るく」乗り越える

スナックの店内として「日本一明るい」ブループラネット

スナックの店内として「日本一明るい」ブループラネット

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 延岡の中央通り交差点近くのスナック「ブループラネット」(延岡市中央通1)が8月6日、オープン6周年を迎えた。

広報部長の木村隆次さん

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 店主の松本由美さんはこれまで、他店で雇われママをしていたが、6年前に独立を決意。「青」が好きなことから「ブルー〇〇」との店名にしようと考えていたところ、当時ミリオンセラーを記録した「三代目 J SOUL BROTHERS」のアルバム『PLANET SEVEN』から「プラネットをもらったら」と娘からアドバイスを受け、店名を決めたという。

 オープン当初から、松本さんは「とにかく明るく、女性が来たくなる店にしたい」と店内の照明を昼間のように明るくし、「飲み放題 歌い放題 2時間 男性3,000円、女性2,500円」で営業してきた。客の好みの酒のボトルキープ(6,000円~)にも対応する。「店内もお客さんも、自称日本一明るい」と松本さん。

「2年前からは常連客だった木村隆次さんもスタッフとして働くようになった」とも。木村さんによると、港町・北浦でカットサロンを経営する木村さんの88歳になる父親は現役の素潜り漁師で、毎日海に潜り獲物を狙っているという。以来、とれたてのトサカノリやワカメのしゃぶしゃぶ、マダイ、マグロ、生タコの刺し身、カラシミナ、カラスグチなどの貝類を使った「豪華な突き出し」を提供する。

 木村さんは、「コロナ対策を講じて営業しているがどんなに完璧に対策しても防ぐことは難しい」と話す。木村さん親子は昨年夏、新型コロナウイルスに感染し入院治療を受けた。その際、根も葉もないうわさや誹謗(ひぼう)中傷を受け、退院後に孤立を感じることもあったという。木村さんは現在、元新型コロナ患者の経験を踏まえ、SNSなどを通じてポジティブに自身の情報を発信し続けている。

 木村さんは「ポジティブに生きないといけない。街の明かりを消さないように頑張りたい。人が出て、街全体がにぎわう日がまた来ることを祈っている」と話す。

 営業時間は20時~24時(金曜・土曜は25時まで)。日曜・月曜定休。

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