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宮崎・美郷町で「オンライン梅干し作り教室」 「MISATO BATON」で伝統の味伝える

小さな桃くらいの大きさで香り高い美郷町産の完熟南高梅

小さな桃くらいの大きさで香り高い美郷町産の完熟南高梅

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 宮崎・美郷町の渡川地区の婦人グループがオンラインで、町内産の南高梅を使った梅干し作り教室を開く。

美郷町水清谷にある梅園で作業する藤田さん

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 美郷町は宮崎県北の山あいに位置し、梅、栗、ユズ、シイタケ、キンカン、紅茶などの特産品がある。町ならではの豊かな食を後世に受け継ぐため、山と街を美郷町の食でつないでいくために「MISATO BATON(ミサトバトン)」と名付け、まちの活性化に取り組む。その初めてのイベントが今回のオンライン梅干し作り教室。地元の食材を使い、加工品を作る渡川地区の「渡川いこいの郷加工グループ」の女性たち、通称「渡川マンマ」が講師を務める。当初はリアルイベントとして開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの実施となった。参加者には梅干し作り体験キットを送付し、自宅で動画を見ながらレッスンを受けてもらう。

 美郷町から運営業務を委託された「HUTTE」の今西猛さんは「今年は梅があいにくの不作だが、渡川マンマが作るおいしい梅干しの味を伝えたいと企画した。MISATO BATONの取り組みは3月に『煮しめづくり』でスタートするはずだったが、延期となり、今回が初の開催となる。オンラインになったことで遠方の方にも参加してもらえると思う。たくさんのご参加をお待ちしている」と話す。

 今西さんによれば、美郷町の南高梅は約30年前に町民が和歌山県に出向き、手ほどきを受けたことが栽培の始まりで、今では紀州の梅に負けずとも劣らない、香り豊かな梅だという。今回は中でも藤田博文さんが栽培した4Lサイズの特大梅1キロをキットに入れたという。その他、塩、シソ、樽、竹串、完成品の梅干し1パックがセットになっている。

 参加者はオンラインストア「HUTTE STORE」で「どがわマンマと作る!梅干し作り体験キット」(限定30セット)を購入。価格は5,500円(送料込)。動画の配信は6月21日~。

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