宮崎・日向の「渡辺病院」(日向市平岩)で8月7日、薬剤師・管理栄養士による「健康フェス」が行われた。
同市で100年続く同院は、現在産婦人科の病院になっており、今年4月から旧館の一部をオープンスペースとして、希望者に各種ワークショップやイベントの会場として貸し出している。
同院の薬剤師・渡辺恵美さん、管理栄養士の林田真弓さん、「平岩調剤薬局」の薬剤師・日高篤子さんの3人が健康に関するイベントができないかと考え、今回の催しを企画した。参加者は25人の女性。体組成計による体脂肪率、筋肉量、基礎代謝量、内臓脂肪レベルの測定や、専門機器による骨密度測定、血管の硬さをみる「血管年齢」測定を行った。喫煙者には有害物質の一つである一酸化炭素をどの程度体内に取り込んでいるかをみる「呼気一酸化炭素濃度測定」も行われた。
渡辺さんは「病気になってから、けがをしてからではなく、日頃から健康と家族の幸せについて考えてほしいと思い、開催した。例えば、加齢による骨密度の低下は女性であれば避けられないことだが、若いうちから食生活の見直しや運動の習慣によって、減少の曲線をゆるやかにすることはできる。今後も地元の人が元気になるようなイベントを企画したい」と笑顔を見せる。
参加した30代の女性は「筋肉量の少ないことが分かり、今後気を付けようという意識を持った。次回開催されることがあったら、母を連れて来てあげたい」と話す。
今後もヨガ講座やアロマスプレー作りなどの講座が開かれる予定。