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日向のはまぐり碁石職人が宮崎県伝統工芸士に 日向市で27年ぶりの認定

3人の伝統工芸士が日向市長を表敬訪問

3人の伝統工芸士が日向市長を表敬訪問

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 宮崎県伝統工芸士に認定された日向市の碁石職人3人が2月6日、日向市長を表敬訪問した。

白い碁石のはまぐり碁石

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 日本で唯一の「はまぐり碁石」の産地である同市。宮崎県が長年「日向はまぐり碁石」作りに従事してきた職人を伝統工芸士に認定した。黒木碁石店(日向市平岩)の那須記男さん(従事歴32年)と下鶴美文さん(同19年)、三桝碁石店(日向市平岩)の児玉幸宏さん(同36年)の3人。同市から伝統工芸士が誕生したのは1990年以来27年ぶりとなる。

 十屋幸平日向市長が祝いの言葉を掛けると、那須さんは「すばらしい先輩でさえ伝統士と認められなかったことを考えると、自分が受けるのはおこがましい気がした。これからも精進し、先輩たちのすばらしい碁石に近づきたい」と話した。

 下鶴さんは「伝統工芸士になりたいと言って碁石作りに挑戦したものの、自分の前から去っていった人たちもいた。私も最初ははまぐり碁石が作れるのだろうかと思っていたが、辛抱してやったら5年でなんとか作れるようになり、10年で一人前になった」と振り返る。

 児玉さんは「まだ完璧な碁石がどんなものか自分でも分からない。今後も努力していく」と力を込める。

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