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日向・細島のジュクルパコーヒーがリユースカップ CO2排出軽減と資源節約に

ジュクルパコーヒー店主の黒木彩乃さん。手に持つのがリユースカップ

ジュクルパコーヒー店主の黒木彩乃さん。手に持つのがリユースカップ

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 日向市細島のカフェ「ジュクルパコーヒー」が5月2日、テイクアウト用リユースカップでのコーヒーの提供を始めた。

「サークルカップ」というテイクアウト用のリユースカップ

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 港町・細島の「しぶき通り」に軒を連ねる同カフェ。若き店主・黒木彩乃さんが一人で店を切り盛りする。使い捨ての紙製カップではなく、何度も使える「サークルカップ」と呼ばれるカップにコーヒーをいれる。客はマイボトルを持ち歩かずに、ごみを出さないカップを使うことができる。カップの返却は購入した店のほか、同サービスの提供店ならどこでも可。

 黒木さんは「開店時から、プラスティックのふたのない紙製カップを使うなど、環境への負荷を減らす取り組みをしてきたが、紙といえども資源を消費していることにストレスを感じていた。私が留学していたオーストラリアではコーヒー文化が根付いているとともに、自然の中で平和に生きるための知恵を人々が共有していて、環境への意識も高かった。毎日の生活の中で少しでも二酸化炭素の排出を抑え、なるべくごみを出さないようにコーヒーを楽しんでもらえればと思い、リユースカップでの提供を始めた」と話す。

 同サービスは東京・渋谷の飲食器のリユース事業を行う「ブルドーザー」が運営する。ドリンク代に加え利用料としてカップ1個当たり300円を支払い、返却時に店からエコ協力金として300円を受け取る仕組み。宮崎県内では同カフェが初のサービス提供店のため、価格にカップ代を上乗せせずに、その場で店にカップを返却する形をとる。

 メニューはエスプレッソ450円、アメリカーノ500円、ラテ620円、ジンジャーミルク400円、チャイティミルク400円など、

 営業時間は平日=10時30分~16時、土曜、日曜、祝日=9時~16時。木曜定休。

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