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宮崎・都農町のまちづくり宿泊施設「ホステルALA」がトレーラーハウス新設

(左から)トレーラーハウス新設を企画したイツノマの黒木翼さんと渡邊佳さん

(左から)トレーラーハウス新設を企画したイツノマの黒木翼さんと渡邊佳さん

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 宮崎・都農町の宿泊施設「ホステルALA(アラ)」(都農町川北、TEL 070-4465-8265)が9月1日、トレーラーハウスを新設した。

3人まで同時に宿泊可能なトレーラーハウスの外観

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 同ホステルを運営するのは同町のまちづくりに関わる事業を展開するベンチャー企業「イツノマ」。町内外の人がつながり、都農町の未来のために地域課題解決を模索する場として、昨年9月、2軒の空き家を改修して同施設を開業した。同社の黒木翼さんは「まちづくりに関心のある町内外のさまざまな人たちが、まちづくりについて皆で話し合える場を作りたいと始めた。今まで全国の地方創生に興味のある大学生など、幅広い年代の宿泊者との交流が生まれている」と話す。

 新設したトレーラーハウスは、最近増えているというワーケーションで利用する場合を想定して作った。共有部の多いホステルでは満足のいく作業環境が得られないため、中長期滞在用の個室を作ることに決め、町内で使われていなかったトレーラーを譲り受けて、客室として再利用した。トレーラーの改修工事などに必要な費用を補うためにクラウドファンディングを実施し、131人から支援を受けた。

 「トレーラーハウスはプライベート空間が確保されるのでリモートワークはもちろん、地元の人の集まりや女性の利用にもおすすめ。人口1万人の都農町だからこそできる『おもてなし』があると思うので、その良さを生かしたまちづくりのロールモデルを作っていきたい」と同社社員の渡邊佳さん。黒木さんは「町の悩みの1つでもある若い女性宿泊客が増えてくれるとうれしい」と話す。

 トレーラーハウスの宿泊料金は、1泊1室=9,000円(定員=3人)。チェックイン=15時~19時、チェックアウト=10時。朝食は500円追加で用意する。

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