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宮崎・美郷町にカフェ「NEZUMIDO BASE COFFEE&YOKOIBA」 夫婦で開業

国道327号線沿いにオープンした「NEZUMIDO BASE COFFEE&YOKOIBA」の店主・小野圭一さん(右)と妻・亜由美さん

国道327号線沿いにオープンした「NEZUMIDO BASE COFFEE&YOKOIBA」の店主・小野圭一さん(右)と妻・亜由美さん

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 宮崎・美郷町に青果直売所とカフェを併設した「NEZUMIDO BASE COFFEE&YOKOIBA」(美郷町西郷田代、TEL 0982-66-2093)がオープンして1カ月がたった。

店内では、地元の野菜などを販売する

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 開業したのは、同町在住の小野圭一さんと妻・亜由美さん。知り合い宅にあった納屋を移築し、廃木材などを使い、釘を使わない「木組み」という技法で約1年かけて築き上げた。小野さんによると、店名の「NEZUMIDO」はカフェ周辺地域の俗称。「BASE」は、小野さんが所ジョージさんのファンで、所さんの「世田谷ベース」をリスペクトして名付けた。サブタイトルの「YOKOIBA」の「よこい」は、美郷町の方言で「休憩する」という意味。「場」を付けて、休憩所としても使ってほしいという小野さんの思いを付け加えた。

 小野さんは「カフェの庭に桜が咲くので、桜の時期に合わせてオープンした。長年勤めた美郷町役場を退職し、町に恩返しがしたいと考えていた。移築に当たり、SDGsなどの観点から、店に設置した軒は使わなくなった雨戸を再利用、カフェスペースの机は祖母がそば打ち台として使っていたものを利用した。壁の塗装は両親や兄妹みんなで仕上げた。夫婦でマイペースに楽しみながら営業していきたい」と笑顔を見せる。「ツーリングやドライブで通られた方の休憩所として、地元の方にもコーヒーや菓子を食べながらゆっくりと過ごしてほしい」とも。

 店では、美郷町で生産された野菜、卵なども販売する。カフェメニューとしてはドリンクや菓子を用意する。コーヒー、カフェラテ、カフェオレ(以上300円)、同町産の「朝色紅茶」を使った紅茶、アップルジュース、オレンジジュース(以上200円)など。テイクアウトで提供する菓子は、地元の規格外品のフルーツを使い、亜由美さんと亜由美さんの妹と二人で、日替わりで手作りする。同町で生産された卵や蜂蜜を使った「マドレーヌ」、「カラメルとクリームチーズのマフィン」、「コーヒー小豆ようかん」などがある。

 亜由美さんは「美郷町でキンカンの収穫などを手伝い、規格外になり出荷できないものがあることを知り、それを無駄にせず何かに生かせないだろうかと思っていた。菓子はできるだけ地元の旬の食材を使い提供したい。皆さんのおかげでオープンからたくさんの方に足を運んでいただき、ありがたい。お客さんの笑顔に元気を頂いている」と話す。

 営業時間は10時~16時。土曜・日曜・月曜定休。

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