女性の生理についてオープンに話し合うイベント「未来の生理について話そう!」が8月22日、オンラインで開催される。
エンクロスでは生理に関する書籍や「フェムテック」アイテムの展示も
主催は「宮崎ソーシャルフェス実行委員会」(延岡市山下町1、TEL 090-8878-1933)。同団体は、障がい者や性的少数者の問題や、ジェンダー平等の推進などについての問題意識を高め、宮崎を住みやすいまちにしていこうと、宮崎の女性たち8人が集まって立ち上げた。
現在、延岡駅前複合施設「エンクロス」(幸町3、TEL 0982-20-3900)で行われている「フェムテック」に関する展示に合わせて開催する。フェムテックとは、female(フィメール=女性)とtechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語で、女性が抱える健康課題をテクノロジーで解決する商品やサービスのこと。
展示を企画したエンクロススタッフの福田木綿さんは「以前ランジェリーショップに勤務していた時に、女性の体に関するさまざまな悩みを来店者から聞いていたので、以前からフェムテックには注目していた。吸水ショーツや膣ケアジェルなどのフェムテック商品のほか、フェミニズム関連書籍も一緒に展示しているので、ぜひ手に取ってもらえたら」と参加を呼び掛ける。
経済的な理由などで生理用品を十分に入手できない女性がいるという生理の貧困が世界的にも話題になっている中、宮崎ソーシャルフェス実行委員会代表で、生理の貧困解消に向けた活動を行っている原田いくみさんは「生理用品を購入することが恥ずかしいという理由で生理の貧困に陥っている女性もいる。日本では生理について語ることはまだまだタブー視されているが、だからこそオープンに話し合える場が欲しいと企画した。これをきっかけに生理の問題を社会で考える風潮が広まったらうれしい」と話す。
副代表の山中はるなさんは「今回、参加者に安心して生理について話してもらえるよう、参加者を女性に限定している。フェムテック商品について語るだけでなく、参加者の皆さんと『推し生理用品』について語ったりするなど、楽しいイベントにするのでぜひ気軽に参加してもらえたら。今回新型コロナの影響でオンライン開催に切り替えたので、全国から参加してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は15時30分~17時。参加無料。問い合わせはエンクロスまで。