宮崎・延岡のたい焼き店「高田万十」(延岡市幸町、TEL 0982-34-6226)が現在、約20年ぶりに復活させたケチャップ味のメニューを期間限定で販売している。
1922(大正11)年に開業した延岡駅と同時期に青果店として始まり、1949(昭和24)年に大判焼き「高田万十」とたい焼きの専門店になった同店。手作りの生地に北海道産小豆を使った自家製あんを入れたたい焼きなどを販売し、今年で77年がたつ。延岡市民のソウルフードとして知られる。
3代目の高田昭二さんによると、二十数年前、ウインナーを入れケチャップをかけたパンダ焼き「ケチャタイ」を販売していた。当時高校生だった常連10人ほどが大人になり、口々に「ケチャタイがまた食べたい」と話したため、再びメニュー化を決めたという。復活に当たって、ウインナー・ケチャップのほか、キャベツ、ハム、マスタード、マヨネーズを加えた「ハムタイアメリカン」(380円)に進化させた。高田さんは「ホットドッグをイメージして作ったメニューだったが、メニュー数を絞ろうと考え、20年ほど作らなくなっていた。今回、市外・県外にいる昔の常連たちの希望で復活させたが、彼らはまだ買いに来ていない。『早く来ないと、またなくなるぞ』と言いたい」と笑う。
「昔は毎日店に寄るような中高生の常連が多く、『就職します』などとあいさつに来てくれたり、大人になって子どもを連れて来たりすることもある。悪ガキだった高校生が、今は町のためにボランティアで活動するのを見ると、『いい大人になったな』と感慨深く思うこともある」とも。
メニューは他に、「タイヤキ」(しろあん・くろあん・カスタード=各200円)、ハムとマヨネーズを入れた「ハムタイ」(210円)、ハムタイにキャベツ、卵、ソースを入れた「ハムタイMAX」(240円、以上、価格は持ち帰りの場合。店内飲食は4円増し)をそろえる。
営業時間は13時~19時(なくなり次第終了)。ハムタイアメリカンの販売は10月末までを予定。