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宮崎・美郷町に「パン屋 りょう」 パン職人の夫婦が開業、移動販売も

店主の岩佐遼太郎さん(左)と妻の千香子さん

店主の岩佐遼太郎さん(左)と妻の千香子さん

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 宮崎・美郷町西郷の「石峠レイクランド」内に「パン屋 りょう」(美郷町西郷田代、TEL 0982-60-1724)がオープンし、間もなく2カ月がたつ。

地元産の材料を使ったデニッシュも

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 店主は延岡市出身のパン職人、岩佐遼太郎さん。同じくパン職人の妻、千香子さんと共に夫婦で店を切り盛りする。バゲットやライ麦パンなどのハード系から、デニッシュ、クロワッサン、調理パン、食パンまでメニューは約60種。その中から1日40~50種のパンを焼き、店頭に並べる。小麦粉は、北海道産や宮崎県産のほか、ライ麦パンにはドイツ産を使う。パンに使うカスタードクリームやフィリングも全て手作り。メニューには美郷町で取れたジビエを使った「鹿肉と椎茸のデニッシュ」(230円、以下すべて税抜)や延岡の精肉店の手作りベーコンを使った「齋藤精肉店のベーコンエピ」(250円)などもある。

 岩佐さんは高校卒業後、二十歳を過ぎてから福岡のベーカリーで働いたり、製パンの専門学校で助手を務めたりして、パン作りの研さんを積んできた。2015(平成27)年、34歳の時に延岡に帰郷した。一時、パン作りから離れていたが、同店オープン直前まで日向市金ヶ浜の「ステアーズ オブ ザ シー」内の「アッカピゥ キッチン & ベーカリー」で腕を振るっていた。

 「延岡に戻ってすぐの時に、父にレイクランドに連れてきてもらい、湖を高台から望むロケーションを一目で気に入った。それから約5年、縁があってこの場所で店を持てたことは本当に光栄なこと。美郷町の人も、アッカピゥ時代からの日向の人も、地元延岡の人も応援してくれ、今はパン作りに集中させてもらっている」と話す。土曜、日曜は開店3時間で完売することもあり、「わざわざ遠くから来てくれたお客さんに申し訳ないときもある」と岩佐さん。「週2回の移動販売は今後も続け、店に来られないお客さんにもパンを届け、直接話ができれば」とも。

 営業時間は9時~17時(売り切れ次第終了)。水曜定休。木曜、金曜は日向市役所、美郷町役場や延岡市内での移動販売日。

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