一般社団法人「日向青年会議所」が4月17日、地元の子ども食堂運営団体2団体にバースデーケーキ引換券を贈呈した。
贈呈を受けたのは、「子ども食堂ひゅうが絆」(亀崎西)と、フードバンク日向が運営する「子どもカフェ」(富高)の2団体。コロナウイルスの感染拡大防止のため3月に一斉休校になった際には、子どもカフェが弁当の無料配布、子ども食堂ひゅうが絆が飲食店と提携し、ランチの無料提供などを行ってきた。
贈呈のきっかけは、宮崎県内の子ども食堂を結ぶ「みやざき子ども未来ネットワーク」と「日本青年会議所九州地区宮崎ブロック協議会」(安藤靖会長)が3月24日、子どもの貧困対策推進のための包括連携協定を結んだこと。日向青年会議所の富井寿一理事長は、「連携協定を受けて地元の子ども食堂2団体をサポートしたいと会員同士で協議した」と話す。「年に一度の誕生日をバースデーケーキでお祝いしてほしい」とも。日向市内のスイーツ店「SEIKADO」(本町)にバースデーケーキのプレゼント券を20枚用意し、1団体につき10枚を渡した。
フードバンク日向は現在16世帯、68人をサポートし、毎月第3土曜に食料を配達している。同団体代表の堀アトムさんは「お子さんがいる家庭に早速配布させてもらう。子どもたちが自分の誕生日を笑顔で過ごしてもらえると思うとたまらなくうれしい。心から感謝したい」と話す。
フードバンク日向は、緊急事態宣言を受けて市内の小中高が再度休校になることを受けて、4月22日・23日・24日・27日・28日・30日と5月1日、日向市の母子会と連携して弁当の無料配布も行う予定。